宗教って凄いって事を理解した

 
まとめ
 

  • 狩り

ハイリスクローリターン→期待値低

  • 農耕

ローリスクローリターン→期待値は低いまま。富の偏在を生み出す

  • 宗教

長所 リターン無限大(理論上)、リターンの否定を証明する事は不可能
短所 信仰度と言う変数でリターンが変わる、リターンまでの時間が最大(死後)、生きるための稼ぎと直結しない

  • 資本主義

長所 リターンの上限が狩りと比べて万倍億倍、リターンが有限時間内に帰ってくる(生存中)、信仰度と言う変数を必要としない
   リターンを得るためには才能が必要
短所 無限大のリターンを絶対用意できない、リターンを得るためのコストが高い

  • 好きな事をやろう主義

長所 リターンのためにコストを払う必要がない、リターンを得るまでの時間が0、リターン無限大?
短所 生きるための稼ぎと直結しない
 
農耕に対する宗教のように最初は資本主義に対する補完的な役割が割り振られるのかも
生きるコストを得る方法    狩り   → 農耕 → 資本主義
それに対する補完的な考え方  原始宗教 → 宗教 → ????
この????に対応するのが好きなことをやれという主張が入るのでは

 
 
まとめ終了

  • 以下纏めてない文

 
宗教誕生以前の狩猟時代に人間の持つ+の感情を得るための基本的な方法は狩りだったのだろう
それは死のリスクを伴う割にリターンは低く(数日生きれる食料を得るだけ)期待値は低かった
それを補完するために雨乞いなどを含む原始宗教が出来たがリターンを検証可能な所に置いてしまった
これが原因で次の宗教が出てきた時に瞬殺されてしまう
狩りというシステムを改良し死の危険を無くし安定性を高めるために生み出されたシステムが農耕であった
このシステムによって生き延びるための手段として死のリスクを負わずに良くなったがリターンは低いままであった
とりあえず農耕によって生存欲はある程度満たされたが少数の支配者によって大多数の人間によりより幸福な生活を見せつけられる事になった
大多数の人間が支配者と同じ生活が出来るようになるはずもないがより良い生活を望んでいる
このどうにもならない状況を解決するために使用されたシステムが宗教である(のだろう)宗教は証明不可能なところに理論上∞のリターンを置いておくという方法を発明をした
リターンは理論上∞なので信仰のためにいくらコストを支払っても期待値は∞のままだ
理論上というのは信仰者の信仰度によってリターンが定義されるからだ
このシステムは世界で大ヒット、この流行は資本主義の時代が来るまで続いた
そして資本主義の登場、宗教が死後(観測不可能な所)に無限大(天国、極楽)のリターンを置いたのに対して現世(観測可能な所)に有限な(金)リターンに置くというシステムは狩猟時代の狩りというシステムの超改良バージョンである
狩りとは違い死のリスクもなく得られるリターンの上限も万倍億倍となった
さらにリターンを現世に持ってきた事によって信仰度というリターンの上下を決定する基準が不要になるというメリットも備えた。
しかし万倍億倍と言っても資本主義はどう頑張ろうが有限のリターンしか用意できない。
この点が唯一(かどうかは分からんが)資本主義が宗教というシステムに負けていてどうやっても絶対かなわない点である。
 
こんなシステム組めるなんて仏陀もキリストもムハマドも超絶天才だなー、宗教すげー教祖すげー
 
資本主義も凄すぎ、狩りからあり得ないほど進化させすぎ、超絶天才の組み上げた宗教というシステムですら外す事の出来なかった信仰度と言うシステムの弱点になる事が解りきった変数を外してるし(まーそのために無限大のリターンを手放したのは痛いけど)
 
で、この超凄い全世界に大流行したシステム二つですら克服できなかった問題点が一つ
リターンを得るためには何かしなければいけない
びっくりでしょ?これほど超絶凄いシステムでも克服できない問題点があるなんて!
(ああっ!!石を投げないで!、、とか書きたいなぁ昔なんかのあとがきで読んで将来この表現を使ってみようと幼心に決意したなぁ)
 
あじゃあ好きな事をしよう!というシステムを作ればいいんではないかと言う話だ
梅田さんは「神の創りたもうた世界のすばらしさをもっと知ろう!」と言ってた初期の科学者よろしく
 

「好きなこと」と「飯が食えそうなこと」の接点を探し続けろ。そのことに時間を使え。
直感を信じろ、自分を信じろ、好きを貫け、人を褒めろ、人の粗探ししてる暇があったら自分で何かやれ。 - My Life Between Silicon Valley and Japan

 
といってる
そりゃやっぱり最初から科学者が「科学の目標は世界の次の瞬間の状態を決定する理論を見つけることだ!」なんていってると絶対受け入れられないに決まってる。
それに対してノッフさんは
 

したいことを仕事にしたいとかいう言説があります。
したいことを仕事に出来るかというと、僕は無理だと思う。
(中略)
これを実現するためには、まずひょうたんが必要なんだけど、その時点で無理だ。人類の叡智を結集させたとしても、無理っぽい。
http://d.hatena.ne.jp/kotorikotoriko/20070518/1179437990

 
科学者が「神の創りたもうた世界のすばらしさをもっと知ろう!」って言ってるのを聞いて、
「あんたの最終目標は「科学の目標は世界の次の瞬間の状態を決定する理論を見つけることだ!」だろ?無理ー無理ーそれは無理ー」
って言ってる感じな気がするんですよ
好きな事しよう!主義の最終目標をいきなり見つけるとかすごーい